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沖縄女性弁護士の奮闘日誌

 

 

 ある方からブログの文字がちょっと見づらいとのご指摘を頂きましたので、フォントを調節しました。
 どうでしょうか、ちょっと見やすくなりました・・・?

 昨日の午後は、沖縄弁護士会の委員会の委員長代理で、犯罪被害者支援連絡協議会に出席してきました。
 協議会では、沖縄県で犯罪被害者支援に携わる関係各機関の紹介と活動報告を聞き、各機関の今後の取り組みや連携の在り方、今後の課題などについて意見交換をしました。
 犯罪被害と一言で言っても、その中には、暴力や傷害事件などの粗暴な事件から、窃盗・詐欺(消費者詐欺を含む。)などの経済的な被害、性被害や、家庭内DV、ストーカー被害など、様々なものが含まれています。
 弁護士は、これらの犯罪の特性も踏まえて、それぞれの方にどのような支援が必要かを一緒に考えています。
 具体的には、たとえば、犯人の処罰を求めて告訴や刑事裁判への参加を支援したり、被害回復のため損害賠償請求や示談交渉を行ったり、家庭内DVの場合は保護命令の申立、場合によっては離婚調停・訴訟など、これらのいずれか、あるいは、その複数を並行して行ったりしています。
 もっとも、犯罪被害者には、このような法的支援と同時に、精神的なケアや安全の確保、生活支援など複数の支援が必要な場合が多いため、弁護士もこれら関係各機関と相互に連携を深めていくことがとても重要だと思います。

 上記の連絡協議会の後は、消費者問題特別委員会に出席し、その後は、土曜日のシンポお疲れ会&忘年会に出席しました。
 その忘年会で、酒の席での会話ですが、尊敬する先輩の一人から「原田は最近すごく成長した。」と声をかけていただいたので、とてもうれしかったです。

 今年で独立して2年目になります。
 独立して一人で仕事をするようになってから、ようやく、自分が弁護士としてどんな活動をしたいか、はっきり見えてくるようになってきました。
 今、私が参加している弁護団(B肝、茶の滴)や委員会(犯罪被害者、消費者問題、子どもの権利)は、どれも、自分でやりたくてやっていることなので、とてもやりがいがあります。

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毎日たくさんの方から色々な相談を受けていて,よく思うことがあります。
「法律は全能ですか?」

答えは,Noです。
法律は多数者の意見の集約であり,政治的に利害を調整するツールに過ぎない。
それが,私の結論です。

だけど,もし仮に,法律が最大公約数的に多数者の意見をくみ取り,構成されるものであるとすれば。
かつ,そこには多数派といえども無視しきれない少数派の事情が相当程度反映されてるものであるとすれば。
その世界に生きている「法律」は,社会の中の多数派・少数派を問わず,すべての人が共存し,かつ,最大公約数的に平穏で幸せに暮らしていけるための最大の武器になり得るのではないかな,と。
私は,そんなふうに思っています。

私は高校3年生の時,進学を考えるにあたり,芸術科に行きたい(絵を描くのが好きなので。)とか,文学部・国文科に行きたい(文学が好きなので。)とかいろいろ迷ったけど,最終的には,当時学科としては珍しかった立教大学法学部の「国際比較法学科」に進学することを決めました。
法律というのは,「みんな」が幸せになるために存在するはずである。
私は,幸せになりたい。そして,私が幸せになるためには,私の周りにいるすべての人が,幸せで,毎日笑顔で暮らせる社会じゃないと嫌なんだ。
そうだとすれば,みんなが幸せになるためには,まずは,そのためのツールである「法律」を知らなきゃいけない。そう思ったからでした。

この高校3年生の決意の時から大学卒業までのことを書き始めると,軽く書籍10冊くらい行きそうなので,割愛しますが…

その後,いろいろ紆余屈折あり,現在は,私は実務家・弁護士として,法律に携わり,仕事をしています。
毎日たくさんの人からいろいろな相談を受けて,「これは法律では何ともしようがないようね。」というときもあり,そういう時は,「法律といえども万能ではない。法律だけですべての問題が解決できるわけではないんだ。」と痛感し,自分の無力さを思い知らされます。
だけど,相談者の方が悩んでいる問題に,種々の法律を適用ないし準用し,その問題を解決してあげることができたときは。
本当に弁護士になってよかったな,と。心から思います。

現在,日本国内で施行(適用)されている法律は,相当数が多く,一般の方が仕事や日常生活を送りながら体系的に理解することはとても難しいと思う。
だけど,法律の中には,実は日常生活で十分「使える。」ものもたくさんあって,ちょっとしたトラブルでも,弁護士等の専門家に相談することで解決できることもあるかもしれません。
そういうとき,何か困ったことがあったときに,気軽に相談できる…たとえばかかりつけの町医者のように…そんな弁護士に,私はなりたいと思っています。