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沖縄女性弁護士の奮闘日誌

 
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 去った平成22年12月22日早朝午前6時30分ころ,沖縄防衛局がおよそ100名の人員を導入して,沖縄県北部・高江のヘリパッド建設予定地周辺のフェンス設置工事を強行したことが報じられています。
 高江のヘリパット(オスプレイ訓練施設)建設問題に関しては,反対する住民の抗議活動に対し,国が妨害行為禁止の仮処分の申し立てを行い,現在本裁判で係争中で,前回12月1日の裁判期日には裁判長から「(判決で)真の紛争解決はできない。訴訟が続いているうちに対話を試みてほしい」と異例の提案がなされたことも報じられています(注:私自身はこの裁判には関わっていません。)。
 そんな中での,早朝の不意打ち的な工事の強行。
 少なくとも国(沖縄防衛局)側は裁判長の提言にも関わらず,住民側と積極的な対話の可能性を模索する姿勢さえないように思えます。

 そして,その翌日12月23日には,日本政府が「これまで名護市に交付してきた米軍再編交付金の昨年度と今年度分を交付しない方針を固め」たことが報じられました。

 この一連の日本政府のやり方はあまりにも強権的で弾圧的です。
私自身は,現在は基地反対の住民運動等には関わっていませんが,今回の政府のやり方には強い憤りを感じています。
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今日は,沖縄弁護士会の臨時総会がありました。
中でも,第3号議案の「沖縄への新たな米軍基地建設に反対する決議(案)」に関しては,政治性の問題や個人の思想・信条との関係で様々な問題提起がなされ,活発な議論がなされたましたが,少数の反対意見と棄権票を留保した上で,多数意見により可決承認されました。決議の内容は,近日,沖縄弁護士会のHP等で公開されると思います。

沖縄県内の米軍基地問題に関して意見を述べようとする時,避けて通れないのが,「高度の政治性」の問題であり,自衛戦争や自衛戦力の問題とも関わる個人の思想・信条の問題であろうと思います。
そして,弁護士会が強制加入団体であることも考えわせると,米軍基地問題という政治性の高い問題に関して,少数ながらも反対意見もある中で,今回のような決議を弁護士会として行うことは如何なものか,という意見も十分に理解できるところです。
しかし,究極的には基本的人権の尊重と社会正義の実現を使命する(弁護士法第1条)弁護士の職責に照らし,今回の決議は,あくまで,政治性の問題や個人の思想・信条の問題にまで介入する意図のものではないとの前提のもとで,私は,決議に賛成しました。

最後に,これは完全に私個人の意見であり,弁護士という身分を離れた完全に個人としての意見ですが,「日本国憲法9条は時代遅れである」,「自衛のための戦力は最低限でも保持すべきである」,そんな議論がある中で,私は,日本国憲法9条の平和主義の精神が世界の標準になればいいなと思っています。
武力に対して武力で対抗する。そんな世の中は私は嫌だな。
甘いかもしれないけど。たとえ自衛という名目があったとしても,人と人が殺しあう世界なんて,私は絶対に嫌だ。
 
仲井真さんが再選されましたね。
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